明治伊万里の中で、田代商会がヨーロッパへ輸出した商品に「大日本肥蝶山」（該当する蝶の字がないので、宛字です。）の銘を入れて、品質の高さをアピールしました。当時は明治政府の殖産興業の後押しもあり、かなりの商品を輸出しました。 田代屋は田代紋左衛門によって興され、外国人居留地で磁器の販売を行っていましたが、明治時代に田代商会として、「有田貿易問屋」の代表格となって、輸出事業を行いました。生地を他の生産地から仕入れて、絵付けもしています。 この作品は日本風の龍の顔ですが、中国の絵付けを取り入れたデザインになっています。 残念ですが、蓋にヒビが入っています。 本体は多少の金彩のスレはありますが、キズは無くきれいです。 寸法 本体 胴幅 約１４cm 口径 約１０．７cm 高さ 約１９cm 重量 約７１３g 蓋 直径 約１１．４cm 高さ 約２cm 重量約３８g 木製 漆塗