2021年4月頃にで購入したオーバーホール整備済みカセットデッキです。本体のみです。動作確認済み、動作品です。古い製品で、完璧な製品ではなく、ヘッドピカピカではありません。3ヘッドデッキでドルビーS NR搭載のSONYのエントリー機です。高音質モデルではないのですが、カセットデッキの魅力の詰まった、合理的な設計の機種と思います。奥行きが30cmほどしかない機種なので、本棚に入れて、ヘッドフォンアンプのように使うにも便利です。ここで言う魅力とは、つまり、アナログ機であり、測定可能なワウフラッターがあり、ヒスノイズ量がテープ毎に異なり、ヘッドを掃除&消磁したり、3ヘッド機で録音同時モニターしながら録音レベルを探ったり、キャリブレーションを合わせたりなど。ヘッドとテープが直に擦れ合っており、ヘッドがテープを痛めるかも知れないと言う緊張感も良いですね。最近は、PC接続可能なUSB-ADDAで、その周波数特性や、ワウフラッターがモニター可能です。DOLBY NR システムを使うと、高音がカットされることや、キャリブレーション調整でも、視認できるスペクトルにほとんど変化が現れないこと、録音すると、意外と低歪みですが、僅かに高調波が、観測できること、このデッキでも余裕で20kHz以上まで録再できることなどです。この体験は結構楽しいですね。久しぶりに急にカセットテープに録音したくなって手元にあった不動のAIWAのXK-S9000というカセットデッキを京都のF電機さんに修理に出したら、ぜんぜん修理してもらえず、戻ってこなくなって1年以上になりました。代替にこの機種を修理に出した頃にヤフオクで購入して使ってきました。音は、私としては好きな音というか、意外と良かったです。といっても、デジタルに比べると、良くないですが、むしろそれが良いとも思えます。シングルキャプスタン機なので、テープへの負担は小さくなります。修理に出した機種がいよいよ戻ってきそうなのと、この機種の他に、シングルキャプスタンのTC-K710Sと、ダブルキャプスタンのTC-KA3ES が手元に増えたので、出品状態にしました。巻き戻しや消去など、メイン機を消耗させないための雑用デッキとして運用中です。ソニーのメタルマスターを入れて、商品説明用の写真とりましたが、テープは付属しません。