加圧式のため、通常のアルコールストーブ（アルコールバーナー）より火力があり、風にも強く消えにくい特徴があります。かなり古い品物で、使用当時はインスタントラーメンやレトルトカレー、コーヒー等に使いました。燃料は安いメタノールでOKです。ガソリンコンロと異なり扱いやすく安全です。最近はこういう製品を見なくなりました。燃焼試験をしました。プレヒートは必要ありません。銅管コイルにマッチの炎を当ててもなかなか点火しないので、このフタの部分を外して、アルコールが入っているところに逆さにして突っ込み、濡らしてからしっかりフタをしてマッチで点火すれば、簡単に燃焼し始めます。（燃焼中の図参照）長年使用していませんが、構造がシンプルなため、故障は少ないと思います。燃料の入る内部が腐食でまだら状になっていますが、軽微です。使用後は燃料を抜いて保管すればこれ以上腐食は進行しません。少し凹んでいる部分を６番目の画像に示しましたが、支障はありません。空気穴付の五徳も標準セットになっています。収納用のポリ容器をセットで出品します。コイル状の銅管に挿入してアルコールを洩れないようにする黒色ゴム栓がありますが、使用しない方がよいと思います。加硫ゴム中の硫黄と銅が反応し、硫化銅により黒くなって固着するためです。新しい製品は白色のシリコンゴムになっているようです。火を消す時は、空き缶などをかぶせれば、簡単に消火できます。緊急時、災害時の熱源に重宝するので、無謀な価格に値上げしておきます。自宅の骨董品インテリアとしての用途も検討しています。