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サイズ: 1/72スケール
使用頻度:2021.11/15完成
境界戦機主人公機のケンブです。新ジャンル製品ではありますが、ガンプラの出品作例と全く同様のノウハウをそのまま用いて作成してあります。アニメの途中で流れるCMのアピールどおり、肩の前後動作で胸部側面ダンパーが伸縮したりと個性的な関節構造を活用し、アクションがよくきまる良好な製品です。 ホワイトの機体色も相まってディテールのない平面が多めに見える外観なので、メンテナンスハッチやアップリケアーマーらしきパネル形状の追加や、ガンプラ同様のビーズノズル&ピン打ちリベット工作などで造形面での情報量を追加。 そのほか自作水転写デカールによるケンブ専用エンブレム製作などをおこなっています。
キット構成への工作点パネル形状の追加。主にコトブキヤ製MSGシリーズの細部パーツを使用。 工作箇所は全面的なもので使用したパーツは種類・量ともに多数。 胸部・股間部のレッド部上面/肩装甲上面・側面/上腕部前面/ヒジ装甲レッド部/手首フレーム前面/大腿部前面/ヒザ装甲/スネの足首連結部前面/足首レッド装甲前面 肩の上端にあるオレンジ部を塗装後に装着可能にする「あとハメ工作」。足首にパーツ追加。つま先が肉抜きとは言えずとも造形が薄っぺらく見えるのを補填。正面から見える空間にはゴールドのマルイチ形状を追加。足の裏の四角い空洞部には同型のパネル形状を追加し三連開口した外見の接地面(ゴールド部)を追加。 また、足首上部のレッドの装甲部は左右両端の〇の凹みに同サイズのマルイチ形状パーツを追加。 また、私のこれまでの出品作例にもあるようにメッキビーズ使用による細部ノズル追加工作とステンレス針を打ち込んでのピン打ちリベット追加工作もおこないました(彩り追加の工作)。
全体の基本的な製作は 各部接着を経ての合わせ目処理&パーティングライン処理・サーフェーサー・ガイアカラーによる塗装(つや消しコート含む)。 ガンプラを完成させるのと同様に現行プラモデルを作るためのスタンダードな工程でおこなっています。 スミ入れはタミヤのエナメル塗料流し込み。色はブラウン系を多用しています(特にブラックのパーツ部)。 スミ入れ塗料が定着しにくい形状の部分などには0.05mmマーカーでのふき取り手法も使用しています。
塗装パターンは指定色やアニメ画を基本に細部でアレンジ。 造形されている極小サイズのパネル形状や腕の武装ラッチ内径など、アニメ画化される過程で周囲のカラーと同色とされ省略されたであろうモールドをリアルメカ調の解釈で拾い出し徹底的に塗り分けをすすめています。 またバンダイのこの製品のCMなどでは発光している箇所は蛍光イエローグリーンにて塗り分け。 手首の指の関節ひとつぶんがボディー外装色(ホワイト)な点もマスキング塗装で再現。 握り拳の親指だけはさすがに筆塗装になりましたが、このキットにおける最たる「ビギナー泣かせな」塗り分け箇所もちゃんとこなしてあります。ガンプラでの他の出品作例でも多用している手法ですが、ライフルの外観も ブラック/ガンメタル のわかりやすい2色で外装と機関露出部とで塗り分け。フレームや関節類の塗装にはグレーではなく調色したガンメタルを使用。純色グリーンを混ぜての緑がかったガンメタル。 そのほか胸部側面の伸縮可動ダンパーや足の裏のモールド類はスターブライトプラスによるゴールド表現。これらは装甲部と違いクリアー表現です。
以下、カラーガイド(※比率の%は曖昧な感覚的数値です)ホワイト部 ホワイト95% ミディアムブルー5% シャドー部にはミディアムブルーで濁らせたものを使用レッド部 ブライトレッド50% スカーレット40% オレンジイエロー10% ハイライト面にはスカーレット多めなものを使用 イエロー部 オレンジイエロー100% ハイライト面にはホワイトを足して明るくしたものを使用グレー部 ホワイト70% ミディアムブルー30 ブラック部 ブラック80% ホワイト20%関節などのガンメタル部 シルバー60% 純色グリーン20% ブラック20%刀剣ブレード部の灼熱化部 オレンジイエロー60% ホワイト40% →オレンジイエロー100% とつなげるグラデ塗装
マーキング類は主にハイキューパーツ製。RBコーションデカールを主体に使用。そのほかクラウドデカールも使用し細部表記で使用してあります。
自作品の水転写デカールも数種を使用。 水ににじむ心配なく使用できるものです。 定着にはかなり強めな軟化剤(10秒もつけるとデカールが溶解するハードタイプ)を使用しています。1.専用エンブレム「剣舞 MAILeS KENBU YM-02」。 使用箇所は 右肩前面/左大腿部側面/右脚スネ側面/腰リアアーマー中央。 ブラック字にレッドの影を加えた書体。 武装にあるカタナを造形そのままにエンブレム化し横に並べたデザインです。 イメージ段階では「剣武」や「拳舞」など別の文字も候補にあげましたがよりストレート・安直なほうがよいだろうとこのようになりました。 2.機体形式「YM-02」。 色はレッドの書体に影をつけたものとブラック一色のものとの2種類。 数字の書体は独自にデジタルデータから描き起こしたオリジナル。数字を縦割りに両断したデザインの陸軍表記的なもの。 小さな面でも使用できるよう数字のみ大きく描いた正方形に近いかたちでデザイン。使用する面の広さに応じて何段階かのサイズを用意し大きさに差をつけて使用してあります。 3.エンブレム「BLADE ARTS」。 使用箇所は右前腕/右大腿部側面。 ケンブのカタナのシルエット(ブラック/レッド)と十文字の輝き(イエロー)を共に重ねて並べたデザインのもの。 表記の引用は過去私が目を通したことのある刀剣をテーマにした某作品から。4.細部噴射ノズルの注意書き表記。 レッドの「□」形状とブラストノズル~な細部表記(ブラック書体)を並べたもの。 ガンプラを作る際にハイキューパーツ製品のRBコーションデカールにあるこういったデザインを使用するなかで特にレッド/グレーでのツートーン書体が視認性に優れるので多用するのですが、「□」ではなく「×」印のデザインがほとんどで、「□」のものになるとサイズが小さいうえにツートーンのものが少ないので、そういった不満点を解消したものを独自に描き起こし使用。 この境界戦機シリーズの作例製作から初めて使用したものです。5..関節可動部警告表記・CAUTION・先端打突警告表記 など諸々のお約束デザイン。 機体色にあわせレッドの色を多用しています。 市販品には無いデザインやサイズ、またはカラーを使うため独自に作成しておいたもの。関節まわりの目立たせる警告表記などに多用しています。 全体のデカール使用パターンは、レッドやブラックの面にはホワイトの書式で、ホワイトの面にはレッドまたはグレーとのツートーンの書式のものを使用するようにしています。
機体各所にビーズ工作及びピン打ちによるメタル調細部ディテール工作もしてあります。 ガンダムのように宇宙空間で戦闘するわけでもないのにAMBAC機動補助的なスラスター部を工作するのはどうなんだ?~的なゴタクも考えましたが、地上戦兵器ならそれはそれで別の用途で機能するのだろうと割り切り境界戦機シリーズでもこのディテール表現をおこなっています(なにより派手になりますし)。 ゴールドメッキとシルバーメッキの二色を2.0mmと1.5mmの二種の口径で使用しています。ピン打ちリベット工作に使用しているのは有頭5号針(針の軸側0.6mm)です。針の太さとドリル開口穴のサイズをあわせ、接着なしにスナップフィットさせて固定しています
機体本体以外の付属品は
カタナ 「超熱振式戦闘直刀」 ケンブの主力武装。 外観はジオンのヒートサーベル同様に、抜刀中の灼熱以上です。この作例はもともと仕事の依頼で作成を引き受けたものなのですが、製作代行などと違い譲り渡すものではなかったため、用が足りた後も手元に残りました。 ゆえにこうして出品いたします。 ガンプラと違い、まだ年月を重ねた根強い客層を持つシリーズというわけではないのでなるべく安価に出品したいところですが、30MMシリーズなどと違いメーカー希望小売価格がオーバーでややコスト高なうえ、ガンプラなどに使いまわせない専用資材(自作デカール)などを用意したため、結果的に労力としてはやや高くついてしまいました。 それゆえプライスをあまり妥協できていない点はご容赦ください。今後またケンブを出品用に作ったり、メイレスジョウガンやメイレスレイキ等、関連製品の作例を出品するかどうかの展望もこのヤフオクで需要を確認できてから考える~という程度に不明瞭です。 なのでこれっきりのつもりでご覧になってくださいませ。どうぞよろしくご覧くださいませ。